バッハ『平均律クラヴィーア曲集第1巻』CDレビュー

気が向いたときにしか更新しないので、完成予定は2009年頃です(笑)。
以前のものを削除し、1年程お休みしていましたが、また始めました。
この意気込み、いつまで続くのやら。

ちなみに楽譜は全音の市田版がオススメです。
ベーレンライター原典版を基礎としてます。
解説がなかなか面白く、運指もかなり考えられていて素晴らしいです。
でも4番フーガの58小節目間違ってます(;-(エ)-)ノ〃  ┫なんじゃこりゃ!!
出版社の責任というのは重大で…ま、いっか。

演奏家 オススメ度 一言メモ だらだらメモ
Richter
  [BMG]
☆☆☆☆ 幻覚

高熱の中、幻覚を見ているような盤。
完璧すぎて、なにかヤバイものを聴いてしまった感じがある。

終始落ち着いた演奏になっていて、勢いで走ってしまうことがない。
これが独特の雰囲気を生んでるような気がする。
管理人の好きな4番フーガを例にとると、
49小節以降に現れるリズミカルな対主題Aよりも、
いわゆる十字架主題が強く印象に残り、
曲を通じて黙々と十字を切っているような、荘厳な雰囲気を生んでる。

残念なのは、輪郭のはっきりしないモヤモヤした録音であること。
たいそうな宮殿で録音したらしいけど、なかなかのありがた迷惑。
8番フーガにいたっては、24〜30小節あたりで、
ピヨピヨピヨピヨと鳥の鳴き声が聞こえる(笑)。

ちなみにリヒテルの全曲録音には、他に2種類のライブ盤がある。
一つは、モスクワ・ライブ。
以前、Russian Revelationから出ているときは入手が困難だったけど、
今ではVeneziaから出て、入手が容易になってる。
もう一つは、幻の(笑)インスブルック・ライブ。
昔ビクターが本人の許可なく勝手に売り出して、
数日で回収になっちゃった幻の盤。
これを入手しようと思ったら、オークションで落札するか、
ほんとに許可を得ているのかよく分からない中国POLO盤を買うか、どちらか。
どうでもいいんだけど、昨年、HMVがインスブルック・ライブの発売を予告し、
おぉついに来たか、と思ったけど、
数日後に、やっぱりBMG盤でした、と謝る珍事があった。
正規盤が出るのは一体いつだろう…。

で、この2つのライブ盤の中身。
どちらのライブ盤もBMG盤とはアプローチが違うというか、まったり度が減ってる。
そのうえ、たまに激烈なスピードを出すこともあって、
BMG盤とはずいぶん違った印象。

じゃあ、この2つのライブ盤同士はそっくりかというと、そうでもない。
微妙に処理が違う点もある。
4番フーガを例にとると、
なぜかインスブルック・ライブだけ115小節の処理が違って、
モスクワ・ライブとBMG盤の処理は同じだったりする。
録音状態にも若干差がある。
インスブルック・ライブはリヒテルの息遣いが目立って変にセクシー。

まぁ、BMG盤だけで充分な気もするけど、
平均律のライブ盤ってあまりないから、聴いてみるのもいいかもしれない。
ライブでも笑いが出るほどうまいから、どれを買っても損はしない気がする。

2008/04/24

Walcha
Verlet
Gulda
Nikolayeva
Gould
Afanassiev
Leonhardt
Koopman
Martins
Ross
Levin
Landowska
Fischer
Beausejour
Tilney
Dantone
Jaccottet
Jarrett
Hewitt
Ashkenazy
Barenboim
Feinberg
Tureck
Moroney
Hantai
Gieseking
Gilbert

 

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Shostakovich
Nikolayeva
Ashkenazy
Scherbakov
Jarrett
Richter

 

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